国会召集要求「拒否は憲法違反」立民 代表が政府・与党を批判

立憲民主党の枝野代表は、憲法の規定に基づく野党側の国会召集要求について「拒むのは明確な憲法違反だ」として、要求に応じない政府・与党を批判しました。

新型コロナウイルス対応をめぐって野党側は、事業者支援などの議論を急ぐ必要があるとして、憲法53条の規定に基づき臨時国会の早期召集を求めましたが、政府・与党側は、閉会中審査で対応しているなどとして応じない考えを示しています。

立憲民主党の枝野代表は、福岡県筑紫野市で記者団に「憲法上の要求があれば、国会を召集しなければならず、拒むのは明確な憲法違反だ。政府与党の幹部みずからが憲法に違反することを公言しているとんでもない状況だ」と述べ、政府・与党を批判しました。

また、枝野氏は、東京 赤坂の迎賓館で、18日夜、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長などを招いて歓迎会が開かれることについて「東京を中心に自粛を求めている状況で、国民にどう受け止められるのかという視点が欠けている」と疑問を呈しました。