ワクチン “9月までの供給量見通し 早急に出したい” 河野大臣

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、河野規制改革担当大臣は、NHKの「日曜討論」で、自治体が今後の計画を立てられるよう、できるだけ早く、9月までの供給量の見通しを明らかにしたいという考えを示しました。

この中で、河野大臣は「ワクチン接種の業務の現場が頑張ってくれているおかげで、1日150万回近い接種となった。変異株が拡大する中、想定よりも早く進んでいるのはいいことだ」と述べました。

そのうえで、自治体で、希望する量のワクチンが届かず、予約を取り消すなどの動きが出ていることについて「接種能力に応じた供給ができないのは本当に申し訳なく思っている。ワクチンは確実に入ってくるので、自治体が計画をきちんと組めるよう、なるべく早く、9月までの見通しを出したい」と述べました。

また、河野大臣は「今週から、都道府県でも、市区町村単位で、配送されたワクチンの量や打った回数、未接種のワクチンの量のほか、かかりつけ医で1日に何回打ったかもわかるようになるので、さらに調整が進むと思う」と述べました。

一方、3回目のワクチン接種が必要かどうかについて「政府内でも、来年以降、どうするのかという議論が始まっているので、将来的にどうするか、国民に示すことができるようにしていきたい」と述べました。