欧州 ドイツ中心に大雨による洪水相次ぐ 死者160人超える

ヨーロッパではドイツを中心に大雨による洪水が相次ぎ、地元の警察などによりますと、これまでに亡くなった人は合わせて160人を超え、今も安否が分からない人がいるということです。一方、水が引いた地域では復旧作業も始まり、被害状況も明らかになってきています。

特に被害が大きかったドイツ西部のラインラント・プファルツ州などでは、13日ごろから雨が強まって大雨が降り続いた影響で14日から15日にかけて洪水が発生しました。

地元の警察や州政府によりますと、これまでに死者は141人、けが人は670人にのぼっていて、今も安否が分からない人がいるということです。

また、隣国のベルギーとオランダでも洪水の被害が拡大していて、ベルギーでは当局の発表で少なくとも24人が死亡したということです。

一方、水が引いた地域では復旧作業も始まっています。

ドイツ西部のアールバイラーという町では大雨ですぐ近くを流れる川から水があふれ、14日夜から15日の未明にかけて町の商店街にも大量の水が流れ込み、多くの建物が水につかりました。

中には水が建物の2メートルほどの高さまで達したところもあったということです。

この地域では17日には水が引き、地元の人たちが通りにたまった泥をかき出したり、水につかって売れなくなった商品を廃棄したりする作業に追われていました。

42年にわたって経営する手芸店が水につかったという女性は「42年間、店を営んできましたが、営業を再開するのはもう無理です」と疲れた様子で話していました。

また、近くに住む男性は「こんなことは誰も予想できませんでした。3時間足らずですべてが水につかりました」と話していました。