大相撲名古屋場所 照ノ富士 全勝守り横綱昇進へ大きく前進

大相撲名古屋場所14日目、大関 照ノ富士が全勝を守り場所後の横綱昇進へ大きく前進しました。日本相撲協会の審判部は18日に照ノ富士の横綱昇進について意見を交わすことを明らかにしました。

照ノ富士は先場所、大関として初めての優勝を果たし綱とりの今場所も持ち味の力強い相撲で白星を重ね14日目を終えて全勝を守り横綱・白鵬と優勝を争っています。

18日の千秋楽、白鵬との全勝優勝をかけた直接対決で、照ノ富士が勝てば大関として2場所連続優勝となり、横綱昇進が確実になります。

17日に幕内後半の審判長を務めた日本相撲協会審判部の藤島親方は、照ノ富士について「ここ1年で優勝3回だ。あす昼、集まります」と話し、審判部で横綱昇進について意見を交わすことを明らかにしました。

昇進に向けては、横綱審議委員会が横綱に推薦する条件として「大関で2場所連続優勝かこれに準ずる成績」という内規がありますが、16日の取組後、伊勢ヶ濱審判部長は「すでに次点の成績は決まっている。優勝するに越したことはないが、成績的には十分条件を満たしている」と話し、横綱昇進に向けた条件を満たしたという認識を示していました。

横綱昇進は、横綱として実力や品格がふさわしいかどうか審議する横綱審議委員会の推薦を受けたのち、相撲協会の番付編成会議と臨時の理事会で正式に決定します。

八角理事長「立派だ 内容もいい」高く評価

綱とりの場所で初日から14連勝した大関 照ノ富士について日本相撲協会の八角理事長は「立派だ。内容もいい」と高く評価しました。

関脇 高安を寄り切った17日の一番については「辛抱して前傾を崩さなかった。どっしりしている。押し込んでいるから上手も取れる。深追いしなかった」と話しました。

一方、横綱 白鵬が正代との結びの一番で土俵際まで離れて仕切ったことについては「普通、奇襲というのは弱いほうがやるものだ。勝ちたかったのだろうが、これだけ優勝回数を重ねている横綱がああいうことをしてはいけない」と苦言を呈しました。

18日の千秋楽で、白鵬と照ノ富士が全勝どうしで直接対決することについて「白鵬は速いのですぐに上手を切る。照ノ富士は慌てない相撲がいちばんだ。まわしを取った瞬間に出ないといけない」と話していました。