東京の16日の人出 前回宣言中の平均より増加の地点多く

4回目の緊急事態宣言の期間に入った東京の16日の人出は、3回目の宣言が出ていた期間の平日の平均と比べて、日中、夜間とも増加したところが多くなっています。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て、個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、東京や沖縄などの主な地点の人の数を分析しました。分析した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

それによりますと、16日の東京の人出は3回目の緊急事態宣言が出ていた期間の平日の平均と比べて、渋谷スクランブル交差点付近が日中は37%、夜間は31%、東京駅付近で日中は30%、夜間は31%それぞれ増加しました。

一方、緊急事態宣言が延長された沖縄の人出は、前の4週間の平日の平均との比較で、那覇市の県庁前駅付近で日中は15%、夜間は26%減少しています。

まん延防止等重点措置が延長された埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県の16日の人出は、前の4週間の平日の平均と比べて、さいたま市の大宮駅付近では日中は6%、夜間は5%、千葉駅付近で日中は1%、夜間は39%、横浜駅付近で日中は5%、夜間は11%、大阪梅田駅付近で日中は10%、夜間は36%、それぞれ増加しました。