岩手 高田松原海水浴場 震災後初 11年ぶりに海開き

東日本大震災の津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市の高田松原海水浴場で、震災後初めて、11年ぶりに、海開きが行われました。

高田松原海水浴場は、かつて東北有数の海水浴場として知られていましたが、10年前の震災の津波で砂浜の9割が失われ、7万本あったとされる松林も、奇跡の一本松を除いてすべて流されました。

その後、岩手県が進めてきた砂浜の再生工事や地元のNPOなどによる4万本のマツの植樹が完了したことから震災後、初めて、11年ぶりに、海開きが行われました。

海開きでは陸前高田市の戸羽太市長など25人が集まって海の安全を祈願し、この日を待ちわびた親子連れなどが訪れて海水浴を楽しんでいました。

岩手県北上市から来た男性は、「高田松原には子どものころに何度も遊びに来ていました。幼い息子は海遊びが初めてなので、自分と同じような思い出をつくってあげたい」と話していました。

戸羽市長は、「海で泳げるようになって初めて陸前高田がよみがえったと言える。海とともに生きてきたまちとして多くの観光客を呼び込みたい」と話していました。
この海水浴場では震災を教訓に大きな地震で津波注意報などが出た場合、監視員や防災行政無線のほか電光表示板で避難を呼びかけるなどの対策が取られているということです。高田松原海水浴場は来月15日まで開かれています。