アイヌ文化発信拠点「ウポポイ」開業1年集客力強化を 官房長官

北海道白老町にあるアイヌ文化の発信拠点=「ウポポイ」で、開業から1年を記念する式典が開かれ、加藤官房長官は、アイヌの歴史や文化の理解促進に果たす役割は大きいとして、展示内容を充実させ、集客力を強化していく考えを示しました。

北海道白老町に整備されたアイヌ文化の発信拠点=「ウポポイ」は、今月12日で開業から1年を迎え、アイヌ民族に関係する施策を担当する加藤官房長官が17日、就任後初めて訪問しました。

加藤官房長官は、アイヌの人たちの先祖の骨が収められた慰霊施設を視察したあと、開業1周年を記念する式典であいさつし「新型コロナウイルスの影響もある中、26万人を超える多くの方々に訪れていただいた。アイヌの歴史や文化について国民の理解を一層促進することは重要で『ウポポイ』が果たすべき役割は大変大きい」と述べました。

そのうえで「国内外から1人でも多くの方々が訪れて、アイヌ文化のすばらしさを体験し、民族共生の理念に共感してもらえるよう、コンテンツの充実やPR活動の強化に取り組んでいく」と述べ、展示内容を充実させ、集客力を強化していく考えを示しました。

このあと、加藤官房長官は、記者団に対し、来月札幌市で行われる東京オリンピックのマラソンと競歩の会場で、アイヌの人たちが歌や踊りを披露し、その映像を国内外に発信するとしたうえで「北海道を訪れてみたい、アイヌ文化に触れてみたいという方が国内外で増えていくことを強く期待する」と述べました。