中国高官 香港での選挙 体制に批判的な勢力を排除する姿勢強調

中国政府の高官は、香港で行われる選挙について、国家の主権や安全を損なう行為と闘う覚悟を持つ人が選ばれるべきだと述べ、体制に批判的な勢力を排除する姿勢を一段と強調しました。

中国政府の発表によりますと、香港の問題を担当する香港マカオ事務弁公室のトップ、夏宝竜主任は16日、香港の統治の在り方をめぐって演説しました。

この中で夏主任は、香港で行われる選挙について、政府に忠誠を尽くしていないと判断されれば立候補を認めないとする制度が導入されたことを踏まえ、「愛国者による香港の統治」という原則を厳格に実行しなければならないと強調しました。

そのうえで「香港を混乱させる反中グループが香港の政府機関に入り込み、統治する側となることは許さない」と述べ、立候補の事前審査を厳格に行うよう求めました。

さらに、選挙で選ばれる人について「国家の主権や安全を損なう行為と闘う覚悟を持つべきだ」と指摘しました。

香港では、ことし12月に議会に当たる立法会の議員選挙が、来年3月に香港政府トップの行政長官の選挙がそれぞれ行われる予定で、中国政府は体制に批判的な勢力を排除する姿勢を一段と強調しています。