五輪開会式作曲担当 小山田圭吾さん “過去のいじめ告白”謝罪

東京オリンピックの開会式で作曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾さんが、過去に雑誌のインタビューで学生時代にいじめを行っていたことを告白していたことについて、自身のホームページやSNSにおわびの文章を掲載しました。

「Cornelius」(コーネリアス)の名前で活動する小山田圭吾さんは14日、東京オリンピックの開会式の作曲担当者の1人として名前が発表されました。

その後、小山田さんが、1990年代に受けていた雑誌のインタビューで、学生時代にクラスメイトや障害がある生徒へいじめを行っていたと語っていたことが、インターネット上で指摘され、批判が相次いでいました。

これについて小山田さんは16日、自身のホームページやSNSに「多くの方々を大変不快なお気持ちにさせることとなり、誠に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます」などと、おわびの文章を掲載しました。

文章の中では、当時のインタビューで学生時代の行為を反省することなく語っていたことは事実で、批判を真摯(しんし)に受け止めていると説明し「学生時代、そしてインタビュー当時の私は、被害者である方々の気持ちを想像することができない、非常に未熟な人間であったと思います。そういった過去の言動に対して、自分自身でも長らく罪悪感を抱えていたにも関わらず、これまで自らの言葉で経緯の説明や謝罪をしてこなかったことにつきましても、とても愚かな自己保身であったと思います」と記しています。

そのうえで東京オリンピックの開会式に関わることについては「本来であれば、私の参加にご不快になられる方がいらっしゃることを考慮し、依頼を辞退すべきだったのかもしれません。しかし、課題も多く困難な状況のなか、開会式を少しでも良いものにしようと奮闘されていらっしゃるクリエイターの方々の覚悟と不安の両方をお伺いし、熟考した結果、自分の音楽が何か少しでもお力になれるのであればという思いから、ご依頼を受けるに至りました」などと経緯を説明しています。

組織委「不適切だが後悔し反省 引き続き最後まで準備を」

これを受けて、大会組織委員会は「過去の発言は、組織委員会として把握していなかったが、不適切な発言だ。一方、本人は当時の発言については後悔して反省しており、現在は高い倫理観を持って創作活動に献身するクリエーターの1人である。開会式の準備における小山田氏の貢献は大変大きなものであり、1週間後の開会式に向けて、引き続き最後まで準備に尽力していただきたい」とコメントしています。