赤ちゃんに病気や障害がある可能性が指摘されたパパへ

赤ちゃんに病気や障害がある可能性が指摘されたとき、父親として悩みや葛藤にどうに向き合うのか、経験者の話やサポートなどについてまとめた冊子が完成しました。

この冊子「ForFathers」を作ったのは、医師や障害がある子どもの親などで作るNPO法人「親子の未来を支える会」です。

生まれてくる前や生まれてきた赤ちゃんに、病気や障害がある可能性が指摘された経験がある父親およそ30人に、調査を行ってまとめました。

この中では「妻のショックが大きい中、自分の気持ちを自制していた」といった父親からの声や「自分の感情を否定しないでほしい。周りの支援の中で、一つでも心を落ち着かせることばや思いが見つかれば気持ちが楽になる」といった専門家のアドバイスが記されています。

また「きょうだいも交えて新しい命や家族のことを話す」など、パートナーや家族と話し合いの進める際のアドバイスも載っています。
冊子をつくった団体の理事長で産婦人科の林伸彦医師は「男性も悩んでいるという視点がこれまで少なかった。お父さんのための冊子であり、夫婦で悩んだり不安だったりするときの支えにもなると思います」と話しています。

この冊子は「親子の未来を支える会」のホームページで見たりダウンロードしたりすることができます。

娘を亡くしたの父親は…

この冊子の制作に参加し、生まれた後の治療の末娘を亡くしたの父親は「父である自分が家族を支えなくてはと、自分の気持ちを吐き出す場所はなく、仕事帰りの車中で毎日1人で泣いていた。同じ思いをしたお父さんがいることを支えにしてほしい」と話しています。