東京 聖火リレー会場近くで爆竹 威力業務妨害の疑いで男を逮捕

16日夕方、東京・武蔵野市で行われた聖火リレーのセレモニーの最中に、会場近くで関係者に爆竹のようなものを投げつけたとして、男の容疑者が威力業務妨害の疑いで警視庁に逮捕されました。セレモニーに大きな影響はなかったということです。

警視庁によりますと16日午後5時すぎ、聖火リレーのセレモニーが行われていた「武蔵野陸上競技場」の前の歩道で、会場の案内役のスタッフに向かって突然、爆竹のようなものが投げつけられたということです。

けが人はいませんでしたが、60代くらいの男の容疑者が近くで警戒にあたっていた警察官に取り押さえられ、威力業務妨害の疑いでその場で逮捕されました。

会場と歩道の間には柵が設置されていましたが、容疑者は柵の外側から会場に向けて爆竹のようなものを投げつけたとみられるということです。

会場では武蔵野市と調布市、三鷹市を走る予定だったランナーが聖火をともしてつなぐ「トーチキス」のセレモニーが行われていましたが、大きな影響はなかったということです。

現場近くでは東京オリンピックに反対する抗議活動も行われていたということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。

警視庁は容疑者の認否を明らかにしていません。

「突然パンパンと音が」「五輪に反対の人たちの声も」

当時、会場の近くにいた関係者は「競技場の入り口の方から突然パンパンという音が聞こえた後、警備員が一斉にそちらへ向かっていきました。音がした後は、同じ方向から東京オリンピックに反対する人たちが拡声機などを使ってシュプレヒコールをあげる声も聞こえました」と話していました。

また当時、会場から100メートルほど離れた場所にいたという50代の男性は「競技場の方向からパンパンという乾いた音が聞こえました。その時は会場の花火の音かと思いました。また、同じくらいの時間帯に、競技場の方向から甲高い声で「反対」などと叫ぶ声がしばらく聞こえていました。近くを通った知人に聞いたところ、10人ほどが競技場の前で横断幕を掲げ、オリンピックに反対する抗議活動をしていたそうです」と話していました。