河野規制改革相 「9月末までに十分な量」着実接種に協力求める

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、河野規制改革担当大臣は東京23区の区長らとオンラインで会議を開き、9月末までに希望するすべての国民に接種するのに十分な量が確保できると説明し、着実な接種に協力を求めました。

河野規制改革担当大臣は16日、東京の23区でつくる特別区長会とオンラインで会議を開き、ワクチン接種をめぐって意見を交わしました。

この中で特別区長会の会長を務める江東区の山崎区長は、政府が全国の自治体に配分したワクチンのうち、4000万回分が在庫と見込まれているとしていることについて「区が保有しているワクチンは、基本的には2回目の予約分で余剰在庫ではない。このことを国は分かっているのか、非常に強い憤りを感じている」と述べました。

これに対し河野大臣は「ワクチンの供給量はなかなか見通しを速やかにお示しすることができず、混乱を招いたことについてはおわびを申し上げたい」と陳謝しました。

そして「9月の末までにファイザーとモデルナを合わせて2億2000万回分、希望する国民の皆さんに打っていただくのに十分な量が入ってくる」と説明し、着実な接種に協力を求めました。