ワクチン 少なくとも1回接種の高齢者 80%を超える

新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回接種した高齢者は、15日時点で全国で2845万人余りで、高齢者全体の80%を超えました。

ワクチンの接種はことし2月から医療従事者などを対象に始まり、4月からは今年度中に65歳以上になる高齢者への接種も進められています。

政府が16日公表した15日時点の最新の状況によりますと、1回目の接種を受けた高齢者は全国で2845万2361人で、高齢者全体の80.18%となりました。

2回目の接種も終えた高齢者は、1917万5566人で54.04%です。

都道府県別で見ると、1回目の接種を受けた高齢者の割合が最も高いのは、
▽岐阜県で1回目を受けた人が89.41%、2回目を終えた人が66.83%となっています。

次いで
▽山形県が1回目87.78%、2回目63.50%、
▽佐賀県が1回目87.67%、2回目69.29%となっています。

大都市の都府県では、
▽東京都が1回目78.54%、2回目55.13%、
▽大阪府が1回目72.46%、2回目49.80%、
▽愛知県が1回目84.28%、2回目61.88%となっています。

一方、医療従事者や64歳以下の人も含めた接種状況は、1回目の接種を受けた人が15日時点で全人口の32.21%、2回目の接種も終えた人は20.27%となっています。

全人口にはワクチン接種の対象年齢に満たない子どもも含みます。

これらのデータは各地域からシステムに入力された人数に基づくもので、実際はこれ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。