五輪まで1週間 菅首相 「安心安全な大会実現へ 高い緊張感を」

開幕まで1週間となった東京オリンピックに向けて、政府は推進本部の会合を開き、菅総理大臣は、感染対策を徹底し国民の命と健康を守り、安心・安全な大会を実現していくため、高い緊張感を持って取り組むよう関係閣僚に指示しました。

この中で菅総理大臣は「東京オリンピックの開幕まで、いよいよ1週間となった。緊急事態宣言のもとで開催する中、国民の命と健康を守るため感染対策を徹底し、安心・安全の大会を実現していく」と述べました。

そのうえで「まずは水際対策に全力を尽くす」と述べ、海外から入国する選手や関係者に対し検査や行動管理を徹底し、大会組織委員会や東京都と連携して万全な対応を行っていく考えを強調しました。

また、感染対策と併せて、
▽会場周辺のドローンの飛行禁止や
▽鉄道のテロ対策
▽事業者のサイバーセキュリティー対策を徹底するとともに、
▽テレワークの推進や交通規制による都内の交通量の削減などに取り組むよう、関係閣僚に求めました。

そして、菅総理大臣は「安心・安全な大会の実現に向けて、最後まで高い緊張感を持って取り組んでほしい」と指示しました。

丸川五輪相「組織委や東京都と連携し全力で」

丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣は、閣議のあとの記者会見で「政府の推進本部の会合で、私からは感染対策に万全を期すとともに、セキュリティー対策や暑さ対策など、安全・安心な大会を実現するため、大会組織委員会や東京都と連携して全力で取り組むので協力をお願いしたいと発言した。東京大会まで1週間だ。担当大臣として、菅総理大臣からの指示を踏まえ、安全・安心な大会の実現に向けて取り組んでいく」と述べました。