現役世代へのワクチン接種 知事会に協力要請 河野規制改革相

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、河野規制改革担当大臣は全国知事会の飯泉会長らとオンラインで会議を開き、「ペースを維持できず、大変申し訳ない」と陳謝したうえで、今後、現役世代への接種が円滑に行われるよう協力を求めました。

この中で河野規制改革担当大臣は、「7月末までに高齢者の2回接種の完了も実現できそうだ。職域接種を合わせると、全国で1日150万回の接種が行われているような状況で、自治体の底力を見ている気がする」と述べました。

そして、今後の供給量を踏まえ、自治体に接種のペースを調整するよう呼びかけていることについて、「ペースを維持できず、はしごを外した形になってしまい大変申し訳なく思っている」と陳謝しました。

そのうえで、「いよいよ現役世代の接種となるので、引き続き、よろしくお願いしたい」と述べ、今後、現役世代への接種が円滑に行われるよう協力を求めました。

一方、全国知事会の飯泉会長は「供給量が減少し、市区町村では予約を休止するところも相次いでいる」と指摘し、安定的なワクチンの供給を要請しました。

そして、15日から国と都道府県が、市区町村ごとの接種状況などの情報を共有できるようになったことを踏まえ、市区町村と連携しながら、10月から11月にかけて、希望するすべての人が接種を終えられるよう取り組む考えを示しました。