五輪 競技会場での公式練習 セーリングで開始 本番に向け調整

東京オリンピックの競技会場で行われる公式練習が、ほかの競技に先立って15日からセーリングで始まり、日本代表をはじめ各チームの選手たちが大会本番に向けて最終調整に入りました。

東京オリンピックのセーリングは神奈川県藤沢市の江の島ヨットハーバーの沖合が競技会場となっていて、15日からほかの競技に先立って会場を使った公式練習が始まりました。

日本からは今月25日にレースが始まる女子RSX級の須長由季選手などが参加したほか、中国やブラジルなど海外チームの選手たちも姿を見せ、選手たちはハーバーでヨットの調節などを行ったあと、早速、海上に向かいました。

セーリングでは風や波といった自然環境が試合展開を大きく左右することから、当初は複数の海外チームが大会の数か月前から事前キャンプを行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で来日が先延ばしとなったため、大会本番の会場で行う公式練習は各チームにとって貴重な場となっています。
16日以降はソフトボールやサッカーなど、ほかの競技でも公式練習が始まり、大会に向けた選手たちの準備は最終段階に入ります。