五輪開幕控え 菅首相 成田空港を視察 水際対策徹底を指示

東京オリンピックの開幕を来週に控え、菅総理大臣は成田空港で、海外から入国する選手らの水際対策などを視察し、国民の命と健康を守るため、さらに対策を徹底するよう指示しました。

菅総理大臣は15日午後、成田空港を訪れ、新型コロナウイルスの水際対策の一環として、東京オリンピックに出場する選手らと一般の人の動線を分けている様子を視察したほか、手荷物検査場で爆発物を検知する機器などの説明を受けました。

このあと菅総理大臣は記者団に対し「東京オリンピック・パラリンピックの関係者の入国はあすからピークを迎える。水際対策を徹底することは、まさに国民の命を守る、政府の役割だ」と述べました。

そのうえで「オリンピックの開幕までもう1週間だ。国民の命と健康を守るために、水際対策をさらに徹底するよう職員に指示した」と述べました。

一方、記者団が「複数の医師会から、大会関係者と一般の人との接触をなくす『バブル方式』が機能するのか懸念が出ているが」と質問したの対し「IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長と会った際にも、そこは強く指摘した。組織委員会と連携しながら、IOCとの間でしっかりやってほしい。できると思う」と述べました。