五輪出場で来日 海外選手1人 新型コロナ陽性判明を発表 組織委

東京オリンピックに出場するため海外から来日した選手1人が新型コロナウイルスの検査で陽性が判明したと、大会組織委員会が発表しました。この選手は選手村には入っていませんが、組織委員会が管理する選手村や宿泊施設に滞在したり向かう途中だったりする海外選手が、検査で陽性になったのは初めてです。

来週23日に開幕する東京オリンピックに向けて、新型コロナの感染防止に必要なルールをまとめた「プレーブック」と呼ばれる手引き書が適用された今月1日以降、選手団や関係者の来日が本格化しています。

こうした中、組織委員会は海外から来日した選手1人が新型コロナの検査で陽性が判明したと15日、発表しました。

この選手は日本に到着したあと14日間の隔離期間中で、14日に陽性が確認されたものの、選手村には入村していないということです。

組織委員会はどこの国の選手団かやどの競技に出場するかなど、選手の詳細を明らかにしていません。

これまでウガンダやセルビアなど、事前合宿を行うためホストタウンに向かう選手団が検査で陽性になったケースはありましたが、組織委員会が管理する選手村や宿泊施設に滞在したり向かう途中だったりする海外選手が、検査で陽性になったと発表されたのは初めてです。

一方、組織委員会は海外から来日した大会関係者1人についても、13日に陽性が確認されたと発表しました。

来日した大会関係者が検査で陽性となるのは、今月1日以降、3人目です。