南アフリカ 暴動収まらず 市民生活への影響が深刻に

南アフリカでは民主化以降、最大規模とされる暴動が収まらず商店の略奪や倉庫への放火などが続いていて、この影響で国内最大の製油所が操業を一時停止したほか、新型コロナウイルスのワクチンの接種会場の多くが閉鎖されるなど市民生活への影響が深刻化しています。

南アフリカではズマ前大統領が収監されたことに対する抗議デモの参加者の一部が暴徒化し、これをきっかけに各地で商店の略奪や倉庫への放火などが続いています。

1994年に少数の白人が大多数の黒人を支配したアパルトヘイト=人種隔離政策が撤廃され、民主化を成し遂げて以来、最大規模とされる暴動となっています。

政府は兵士5000人を展開しているものの事態を収拾できず、13日夜から14日にかけて200以上の略奪などが起きたと発表しました。

南東部のダーバンでは大型倉庫が放火されたほか、最大都市ヨハネスブルクでもショッピングモールの略奪が相次ぎ、このうち一つのモールではすべての店舗で商品が奪われました。

また、ダーバン近郊にある国内最大の製油所は周辺の高速道路が封鎖されたことから操業が一時停止となり、ガソリンの供給不足が懸念されています。

さらに、政府と共に新型コロナウイルスのワクチンの接種を進めている大手薬局チェーンは略奪にあうなどして106か所の接種会場が閉鎖に追い込まれるなど、市民生活への影響も深刻化しています。