五輪 安心・安全な大会 感染拡大抑制と医療提供体制確保がカギ

東京都内では14日、感染確認が再び1000人を超えたほか、入院患者も2000人を上回りました。来週にオリンピックの開幕が迫るなか、都が目指す安全・安心な大会を実現できるかは、感染拡大を抑えつつ医療提供体制を確保できるかがカギになります。

東京都内では14日、一日の感染確認が1149人となりました。

1000人を超えたのは、およそ2か月前の5月13日以来で、第4波のピークを上回りました。

さらに14日時点の入院患者は2000人を上回って2023人でした。

病床の使用率は34.4%と、80%を超えていたことし1月のピーク時と比べるとまだ余裕があるものの、専門家は感染拡大が続けばひっ迫するおそれがあると危惧しています。

都の幹部からは「感染確認が1000人を超えるのは想定内だった」という声がある一方、オリンピック・パラリンピックの担当者からは「このまま増えると大会への批判が強まりかねない」という懸念も出ています。

オリンピックの開幕は8日後の来週23日に迫っていて、都が目指す安全・安心な大会を実現できるかは、感染拡大を抑えつつ医療提供体制を確保できるかがカギになります。