東京五輪・パラ開閉会式 統一コンセプトは「Moving Forward」

9日後に開催が迫った東京オリンピックの開会式など、東京大会の4つの式典の統一したコンセプトが発表され、コロナ禍の状況だからこそ、アスリートの活躍する姿やスポーツの力が、人々が前に進んでいく原動力になってほしいという願いを込めて「Moving Forward」にすることが決まりました。

五輪開会式は「United by Emotion」

また、オリンピックの開会式は「United by Emotion」というコンセプトに決まりました。

国籍や立場などさまざまな違いだけでなく、新型コロナウイルスによって同じ場所にいることも難しい状況にあるものの、東京大会ではどんなに離れていても、スポーツには世界中の人々を感動でつなぐ力があると信じ、多種多様な違いをいかしながら、助け合って生きていくことができるという思いが込められているということです。

五輪閉会式は「Worlds we share」

一方で、来月の閉会式は、感動を分かち合ったことを忘れずに、パラリンピックや未来へとつなげる式典にしたいと「Worlds we share」をコンセプトにしています。

パラリンピックの開閉会式のコンセプトは後日、発表される予定です。
東京大会の開会式などをめぐっては、提案した演出案が問題となりことし3月に責任者が辞任するなど、準備に影響が出る事態になっていました。

コンセプトに込めた思いは…

ことし3月から東京オリンピック・パラリンピックの式典の統括を担当する大会組織委員会の日置貴之エグゼクティブプロデューサーがNHKの取材に応じ、4つの式典のコンセプトについて「こういう社会環境で、オリンピックに対しての皆さんの思いはさまざまだが、確実にやるべきだと思ったのは『一歩前に』気持ちを進めていくことではないか」とコンセプトに込めた思いを明かしました。

オリンピックの開会式では、多様性などがキーワードになるとして、セレモニーに登場する人たちも多様性を強く意識したキャスティングになっているとしたうえで「大会のビジョンでもあるので、きちんと伝えられるセレモニーにしなければいけない」と述べました。

そして聖火リレーの最終走者について尋ねると「お楽しみにしていただければ」と述べるにとどまり「オリンピック・パラリンピックを通じて、課題をしっかりと解決するきっかけになってほしい」と大会の意義を強調していました。