五輪・パラ ボランティアへの支給品 ネットに出品相次ぐ

東京オリンピック・パラリンピックのボランティアに支給されているユニフォームなどが、インターネット上のサイトに販売目的で相次いで出品されていることが分かりました。大会の組織委員会は「規約に反する行為で極めて遺憾だ」としています。

東京オリンピック・パラリンピックの競技会場で活動する大会ボランティアには、専用のポロシャツやズボン、シューズなどが支給されていますが、こうした支給品がオークションサイトやフリーマーケットアプリに相次いで出品されていることが分かりました。

中にはポロシャツが1着1万円以上で取り引きされたり、シューズを含むユニフォーム一式が出品されたりしているのが確認できます。

出品者が「ボランティアをする予定だったが、やめたので出品した」と書き込んでいるケースもありました。

組織委員会によりますと、大会ボランティアの規約で支給品の転売や譲渡は禁止されているということです。

また、先月初めまでにおよそ1万人の大会ボランティアが辞退したということですが、辞退した場合はユニフォームなどを返却する必要があるということです。

第三者に渡った場合、犯罪などに悪用されるおそれもあり、組織委員会は「規約に反する行為で極めて遺憾だ」として、こうした行為をやめるよう呼びかけています。

サイト運営者の対応は

ボランティアのユニフォームは、フリマアプリの「メルカリ」やオークションサイト「ヤフオク!」などに出品されているのが確認されています。

「ヤフオク!」を運営しているヤフーでは、大会組織委員会と情報を共有しながら、ボランティアのユニフォームなどを見つけしだい削除しているということです。

加藤官房長官「辞退した場合には返却を」

加藤官房長官は、午前の記者会見で「組織委員会からは、ユニフォームがオークションサイトなどに出品されていることを把握し、サイトの運営会社に対し、出品の削除依頼をしていると聞いている。ユニフォームについては、ボランティアに貸与されているもので、ボランティアを辞退した場合には返却する取り扱いになっていると承知している。組織委員会において、引き続き、適切な対応が図られるものと考えている」と述べました。