夏の甲子園11回出場 中越高校 新潟大会出場を辞退 部員感染で

校内で新型コロナウイルスの感染が拡大しているとして、13日から臨時休校の措置を取っている新潟県長岡市の中越高校は、部員2人の感染が確認されたことを受け、全国高校野球新潟大会への出場を辞退することになりました。

新潟県高校野球連盟によりますと、夏の全国高校野球新潟大会で出場を辞退するのは長岡市の中越高校です。

これまでに県内最多となる11回の夏の甲子園の出場経験がある中越高校は、大会が中止になった去年、県独自の大会で優勝していて、今大会もシード校として甲子園出場を目指していました。

学校のホームページなどによりますと、校内で新型コロナウイルスの感染が拡大しているとして、13日から今月18日まで臨時休校の措置をとることを明らかにしています。

野球部によりますと、これまでに部員2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、出場の辞退を決めたということです。

中越高校の本田仁哉監督は「ことばがみつからず、ただただ、残念です。昨年、甲子園を失った3年生がすばらしい頑張りを見せ、それを受けて1年かけていろんなことに耐えながら作ってくれたチームだった。いまは現状を受け入れられない状況だが、何とかみんなで力を合わせて歩みを進めていきたい」と話しています。

中越高校は今月16日に長岡高校と初戦を戦うことになっていましたが、長岡高校の不戦勝になるということです。