プーチン大統領「ウクライナの主権 ロシアあってこそ」と主張

ロシアのプーチン大統領は対立を深めているウクライナに関する論文を発表しました。この中でプーチン大統領は「ウクライナの真の主権はロシアとのパートナーシップがあってこそ保持できる」と主張し、ウクライナをロシアの勢力圏に取り戻したいという強い意向をにじませています。

この論文は12日、ロシア大統領府のサイトで発表されました。

この中でプーチン大統領はロシア人とウクライナ人の関係について「精神的、文化的な結び付きは何世紀にもわたって形づくられてきた」として両国民の一体性を強調しています。

一方で「ウクライナはヨーロッパとロシアとの障壁や、対ロシアの拠点にすることを目的とした、危険な地政学的なゲームに引きずり込まれている」として、ウクライナがこのところ、欧米寄りの路線を進んでいるとして懸念を示しました。

そのうえでプーチン大統領は「ウクライナの真の主権はロシアとのパートナーシップがあってこそ保持できる」と主張し、クリミア併合などで対立を深めるウクライナをロシアの勢力圏に取り戻したいという強い意向をにじませています。

これに対してウクライナ政府の高官は地元メディアに対し「遠い過去の歴史を持ち出して現代の国際ルール違反を正当化することはできない」と述べるなど、反発しています。