五輪開幕控え法相が羽田空港視察 “テロ未然防止へ厳格審査”

東京オリンピックの開幕まで10日となった13日、上川法務大臣は海外選手らの入国が本格化している羽田空港を視察し、水際対策や入国後のリスク管理の態勢を強化するとともに、テロの未然防止に向けて厳格な審査を実施する考えを示しました。

東京オリンピックの開幕を23日に控え、上川法務大臣は、新型コロナウイルスの感染防止策などを確認するため、海外選手や関係者の入国が本格化している羽田空港を訪れました。

入国審査場では、一般の利用者との接触を避けるため、選手らを対象にした専用レーンが設けられていて、上川大臣はイタリアの選手団が入国に必要な手続きを行う様子を視察しました。

そして担当者から入国手続きや健康管理を行うアプリを利用することで、選手と接触する機会を減らして審査を進められることなどの説明を受けていました。

視察のあと、上川大臣は記者団に対し「安全・安心な大会の実現に向けて、万全な水際対策と入国後のリスク管理は最重要な取り組みだ。さらにコロナ禍の現状でもテロの未然防止のための厳格な審査を着実に実施する」と述べました。