東京都 新型コロナ 2人死亡 830人感染 前週火曜日より237人増

東京都内では13日、新たに830人の感染が確認されました。1週間前の火曜日より237人増えていて、都の担当者は「感染確認が増加するペースが速く、今週中に1000人に達する可能性が十分ある。外出の自粛を徹底し、テレワークをするなど人との接触を避けてほしい」としています。

東京都は13日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて830人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の火曜日より237人増え、24日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

13日までの7日間平均は790.6人となり、前の週の131.3%となりました。

都の担当者は「感染確認が増加するペースが速く、今週中に1000人に達する可能性が十分ある。外出の自粛を徹底し、テレワークをするなど人との接触を避けてほしい」としています。

13日の830人の年代別は、
▽10歳未満が17人、
▽10代が53人、
▽20代が257人、
▽30代が175人、
▽40代が144人、
▽50代が113人、
▽60代が39人、
▽70代が21人、
▽80代が8人、
▽90代が3人です。

感染経路がわかっている306人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く151人、
▽「職場内」が78人、
▽「施設内」が22人、
▽「会食」が14人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは18万2970人になりました。

13日時点で入院している人は12日より39人増えて1986人で「現在確保している病床に占める割合」は33.8%です。

一方、都の基準で集計した13日時点の重症の患者は、12日より3人増えて58人で、重症患者用の病床の14.8%を使用しています。

また、都は、感染が確認された30代の男性と、60代の男性が死亡したことを明らかにしました。

このうち、30代の男性は自宅で倒れているのを同居する家族が見つけ、死亡が確認されたあと感染していたことがわかったということです。

男性に基礎疾患はなかったということですが、倒れる前、家族に対してけん怠感や頭痛を訴えていたということです。

都内で30代の人が死亡したのはこの男性で6人目です。

これで都内で感染して死亡した人は2258人になりました。

インド型(デルタ株)過去最多の178人感染確認

また東京都は13日、都内で新たに178人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日に発表される人数としてはこれまでで最も多くなりました。
13日の178人のうち、感染経路がわかっているのは61人で、内訳は、家庭内が34人、会食が10人、職場内が9人などとなっています。

都内でこの変異があるウイルスへの感染が確認されたのは、これで1192人になりました。