コロナワクチン イランなど15か国に計約1100万回分提供へ

新型コロナウイルスワクチンの海外への提供をめぐり、茂木外務大臣は記者会見で、イランやバングラデシュなど15か国に、合わせておよそ1100万回分を提供する方針を明らかにしました。

この中で茂木外務大臣は、ワクチンを分配する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」を通じて、イランやバングラデシュ、ネパール、それに、太平洋の島しょ国などの15か国に対し、日本で製造したアストラゼネカのワクチンを提供する方針を明らかにしました。

提供されるのは合わせておよそ1100万回分で、準備が整い次第各国に輸送されるということです。

また茂木大臣は、インドネシアとベトナム、台湾に対し15日、それぞれおよそ100万回分のワクチンを追加で提供することも明らかにしました。

一方で、来月1日から始まる海外に住む日本人などが対象のワクチンの無料接種は、今月19日からインターネットの特設サイトで予約の受け付けを開始すると発表しました。

当面、2か月先までの予約が可能だということで、ワクチンを接種したことを証明する「ワクチンパスポート」が必要な場合は、外務省に申請してほしいとしています。