五輪 日本選手のサポート施設 選手村の開村に合わせ運用開始へ

東京オリンピックの開幕を前に、日本選手のトレーニングや調整面などでサポートする施設の運用が13日から始まることになりました。

サポート施設は、日本スポーツ振興センターがオリンピックとパラリンピックの日本選手団を支援するため、2012年のロンドンオリンピックから毎回、現地に設置していて、東京大会では13日の選手村の開村に合わせて運営が始まることになりました。

施設は、東京の湾岸地域に2か所設置され、広さは、それぞれおよそ1700平方メートルと2500平方メートルで、最新の機器を備えたトレーニングルームや電気治療器など、体のケアができるスペース、それに疲労回復につながる「交代浴」ができる温水と冷水の風呂などが用意されています。

また、新型コロナウイルスに対する不安や自国開催のプレッシャーなど、メンタル面の相談ができる「心理サポート部屋」も用意され、両施設に合わせておよそ50人のスタッフが配置されるということです。

感染対策として、選手に接するスタッフは毎日検査を受けるほか、利用する選手は、選手村から専用の車両で送迎するということです。

日本スポーツ振興センターの勝田隆理事は「特別な舞台に立つアスリートを全力でサポートしていきたい」と話していました。