五輪を前に海上保安庁が対応訓練 競技会場集中の臨海部を警備

東京オリンピックの開幕が10日余りあとに迫る中、競技会場が集中する臨海部を中心に水際の警備にあたる海上保安庁は、不審な小型船に対応する訓練を行いました。

東京オリンピック・パラリンピックは、都内を中心に43の競技会場で行われ、多くの会場が集中する臨海部の水際の警備にあたる海上保安庁は12日、東京 中央区の選手村近くの海上で、不審な小型船に対応する訓練を行いました。

訓練は、巡視船に搭載されている機動力が高い小型のゴムボートを使い、不審な船が高速で走り去るのを2隻のボートで両側から挟み込んで停止させていました。

また、不審な船に並行して走りながらボートを横付けし、海上保安官が不審船に乗り移って、操縦者を制圧する手順も確認していました。

海上保安庁は、大会中の警備の規模は明らかにしていませんが、全国に配備されている巡視船艇を集め、選手村などの重要施設の周辺では24時間態勢で警戒することにしています。

また、13日からおよそ2か月間、東京の晴海ふ頭周辺など6か所の海域で、船の航行を控えてもらう「航行自粛海域」を設定する計画です。

第三管区海上保安本部の佐々木渉警備救難部長は「無観客開催であっても、テロのリスクは大きくは変わらない。長丁場になるが、職員一丸となって海上警備に万全を期したい」と話していました。