山陰で記録的な大雨 西~北日本 あすにかけ猛烈な雨のおそれ

上空の寒気の影響で西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、山陰では降り始めからの雨量が平年の7月1か月分の2倍に達する記録的な大雨となりました。寒気の流れ込みは13日にかけて続き、局地的に猛烈な雨が降って大雨となるおそれがあり、土砂災害や川の氾濫に厳重に警戒し、安全を確保してください。

中国地方では断続的に非常に激しい雨

気象庁によりますと、上空の寒気と暖かく湿った空気の影響で、西日本や東日本を中心に大気の状態が非常に不安定になり、山陰や広島県では午前中から次々に雨雲が流れ込み、断続的に非常に激しい雨が降りました。

島根県雲南市付近ではレーダーによる解析で、午前10時までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。

今月4日の降り始めから12日午後8時までの雨量は、鳥取県境港市で520ミリ、松江市で460.5ミリと、平年の7月1か月分の2倍に達するなど、山陰では記録的な大雨となっています。

九州~東北で雨雲が発達 各地で激しい雨

寒気を伴った気圧の谷が東へ移動していることから、この時間は九州から東北にかけての各地で局地的に雨雲が発達しています。

西~北日本 あすも猛烈な雨のおそれ 安全確保を

寒気の流れ込みは13日にかけて続き、西日本から北日本の広い範囲では13日にかけて雷を伴って非常に激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれもあります。

13日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、関東甲信で120ミリ、中国地方、東北で100ミリ、四国、東海、北陸で80ミリと予想されています。

上空の風が弱いため、いったん雨雲が発達すると同じ場所にとどまりやすく、予想を上回る雨の量になるおそれがあります。

夜間に状況が急激に悪化して大雨となるおそれもあり、暗い中では避難が難しくなったり、時間がかかったりするなど危険を伴うことがあります。

土砂災害や川の氾濫に厳重に警戒し、早めに安全な場所に避難するか、外への避難が難しい場合は頑丈な建物や、建物の高い階へ移動するなど、少しでも身の安全を確保する行動をとってください。

また、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」などにも十分注意が必要です。

急に冷たい風が強く吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、屋外では頑丈な建物に移動する、室内ではカーテンを閉めて窓から離れるなど、対策をとるよう心がけてください。

中国地方は記録的な大雨 雨量も過去最多に

雨が降り続く中国地方では、3時間の雨量が観測を始めてから最も多くなるなど、記録的な大雨となっています。

12日、これまでの3時間に降った雨の量の最大は
▽鳥取県境港市で、午前9時半までに139ミリ
▽島根県出雲市で、午前10時50分までに117ミリ
▽広島県庄原市高野で、午前11時半までに111.5ミリと、いずれも統計を取り始めてから最も多くなっています。

これらの地域では引き続き激しい雨が降って、雨の量が増えているところもあります。