安倍前首相 新型コロナ影響長期化で“思い切った経済対策を”

新型コロナウイルスの影響が長期化していることから、自民党の安倍前総理大臣は「雇用が失われる状況を作ってはならない」と述べ、大規模な経済対策を講じるべきだという考えを重ねて示しました。

自民党の安倍前総理大臣は北海道苫小牧市で講演し、新型コロナウイルスの影響が長期化していることを踏まえ、「たくさんの人が困難な中にあり、安心できる思い切った対策を打っていくべきだ。雇用が失われる状況を絶対に作ってはならない」と述べ、大規模な経済対策を講じるべきだという考えを重ねて示しました。

またワクチン接種について「65歳以上の6割くらいの人が1回接種した結果、感染率が落ちてきており、効果が上がっている。政府に協力しながら接種を加速させたい」と述べました。

一方、安倍氏は、東京都議会議員選挙で自民党が公明党と合わせて、目標としていた過半数の議席を獲得できなかったことについて「自民党に厳しい風が吹いている。謙虚に受け止めなければいけない」と指摘しました。