高齢者のワクチン接種率 1回目75.75% 2回目45.66% 10日時点

新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回接種した高齢者は、10日時点で全国で2688万人余りで、高齢者全体の75%を超えました。

新型コロナウイルスのワクチンは、ことし2月から医療従事者などへの接種が行われ、4月からは今年度中に65歳以上になる高齢者への接種も進められています。

政府が11日に公表した10日時点の最新の状況によりますと、1回目の接種を受けた高齢者は全国で2688万1960人で、高齢者全体の75.75%となりました。

2回目の接種も終えた高齢者は、1620万4137人で45.66%です。

政府は今月末までに、希望するすべての高齢者の接種を完了することを目指しています。

都道府県別 65歳以上の高齢者 接種した人の割合

都道府県別で見ると、1回目の接種を受けた高齢者の割合が最も高いのは岐阜県で、1回目を受けた人が87.39%、2回目を終えた人が58.15%となっています。

次いで、佐賀県が1回目85.32%、2回目62.34%、山形県が1回目83.55%、2回目55.93%となっています。

大都市の都府県では、
▽東京都が1回目74.99%、2回目47.61%、
▽大阪府が1回目66.50%、2回目41.19%、
▽愛知県が1回目80.20%、2回目53.62%となっています。

これらのデータは、各地域からシステムに入力された人数に基づくもので、実際はこれ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。

全体の接種した人の割合

一方、医療従事者や64歳以下の人も含めた接種状況は、1回目の接種を受けた人が今月8日時点で全人口の28.4%、2回目の接種も終えた人は16.8%となっています。