“宣言”が出る東京や“まん延防止”の4府県 夜間の人出増加

4回目の緊急事態宣言が出されることが決まった東京や、まん延防止等重点措置が延長される埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県では、10日の人出が夜間中心に1週間前より増加しました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て、個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、東京や沖縄などの主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

それによりますと、10日の東京の人出は1週間前と比べて、
▽渋谷スクランブル交差点付近で日中は27%、夜間は48%、
▽東京駅付近では日中が1%、夜間は10%それぞれ増加しました。

また緊急事態宣言の延長が決まった沖縄でも、那覇市の県庁前駅付近で日中は11%、夜間は80%増加しました。

このほか、「まん延防止等重点措置」が延長される埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県では、
▽さいたま市の大宮駅付近で日中は3%、夜間は15%、
▽横浜駅付近で日中は1%、夜間は28%、
▽大阪梅田駅付近で日中は4%、夜間は9%増えました。
▽また千葉駅付近では日中が1%減ったものの、夜間は12%増加しました。