東~西日本 大気不安定 非常に激しい雨 土砂災害などに警戒

上空の寒気と暖かく湿った空気の影響で、東日本と西日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり非常に激しい雨が降っています。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、東日本と西日本では、暖かい空気が流れ込んで各地で気温が上がりました。

日中の最高気温は
▽津市で35度ちょうどと猛暑日になったほか、
▽高知県の四万十市中村で34.5度、
▽山梨県甲州市勝沼で34.1度、
▽京都市で34度ちょうどなどと
各地で30度以上の真夏日になりました。

一方、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込んでいるため、東北から九州にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になり各地で雨雲が発達しました。

午後5時までの1時間には東京 江戸川区で52.5ミリの非常に激しい雨が降りました。

また、午後5時半までの1時間には千葉県香取市で46ミリの激しい雨が降りました。

これまでの雨で山形県では土砂災害の危険性が高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

西日本と東日本を中心に、このあと数時間は局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

西日本から東北の広い範囲で、12日にかけて大気の不安定な状態が続く見込みです。

12日の夕方までの24時間に降る雨の量は、
いずれも多いところで
▽関東甲信と東海、近畿、中国地方で100ミリ、
▽東北と北陸で80ミリなどと予想されています。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の急な増水に警戒するとともに落雷、竜巻などの突風、それに「ひょう」に十分注意するよう呼びかけています。

JR新橋駅ではマンホールから水

11日午後4時すぎ、東京 港区のJR新橋駅では、突然の大雨で改札付近のマンホールから水があふれるなどして、構内が1時間近くにわたって浸水しました。

JR東日本によりますと、浸水は最大で高さ5センチほどだったということで、駅員が水を外に出すなどして対応したということです。

運行には支障ありませんでした。

茨城 牛久市で落雷

11日午後4時15分ごろ、茨城県牛久市を走行していた車のドライブレコーダーで撮影された映像では、道路を走行中に前方右側に雷が落ちて辺り一帯が停電した様子が確認できます。

信号機や店の看板の明かりが消えて、道路を走る車のヘッドライトだけが周囲を照らしている状況で、助手席に乗っていた女性は、「当時は雨が激しく、常にワイパーを動かさないと前も見えない状況でした。落雷の瞬間は雷だとわからず、突然、目の前が光ってまぶしいと感じた直後に右前方の電柱の近くで花火のように火花が散りました。自宅にたどりつけるか不安で、怖かったです」と話していました。

関東4件で約5260戸が停電

東京電力によりますと、11日午後8時すぎの時点で関東の4県で合わせておよそ5260戸が停電しています。

各地の停電の戸数は、
▽茨城県でおよそ3040戸、
▽千葉県でおよそ930戸、
▽栃木県でおよそ570戸、
▽埼玉県でおよそ720戸、
となっていて、東京電力は復旧作業を急いでいます。