東京 新型コロナ 5人死亡 950人感染確認 前週より234人増

東京都内では10日、新たに950人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、21日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

都は「ワクチン接種がまだで、行動範囲が広い若い世代の感染が特に増えている」として対策の徹底を呼びかけています。

東京都は10日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて950人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の土曜日より234人増え、21日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

10日までの7日間平均は720.1人で、前の週と比べて127.9%となりました。

10日の950人の年代別は、
▽10歳未満が34人
▽10代が67人
▽20代が301人
▽30代が186人
▽40代が172人
▽50代が107人
▽60代が44人
▽70代が20人
▽80代が16人
▽90代が3人です。

感染経路がわかっている354人の内訳は、「家庭内」が最も多く209人、次いで「職場内」が67人、「会食」と「施設内」がそれぞれ22人などとなっています。

都の担当者は「30代以下が全体の60%以上を占めている。若い世代はワクチン接種がまだで行動範囲が広い人が多く、これ以上の感染拡大を防ぐためマスクの着用や換気など基本的な感染対策を改めて徹底してほしい」と呼びかけています。

これで都内で感染が確認されたのは18万1024人になりました。

また、都が参考として発表した9日の検査件数は5985件で、9日までの3日間の平均は8110.7件でした。

10日時点で入院している人は9日より13人増えて1870人で、「現在確保している病床に占める割合」は31.8%です。

一方、都の基準で集計した10日時点の重症の患者は9日より1人増えて63人で、重症患者用の病床の16.1%を使用しています。

また、都は感染が確認された5人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡した人は2253人になりました。