五輪聖火リレー 開催都市 東京で開始 初日はセレモニーのみ

東京オリンピックの聖火リレーは、9日から15日間の日程で、東京都で最後のリレーが行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ほとんどの地域で公道での実施が中止され、初日の9日はトーチに聖火をともすセレモニーのみ行われました。

全国をまわったオリンピックの聖火リレーは、開催都市の東京都で9日から15日間かけて最後のリレーが行われる予定でしたが、感染拡大を踏まえ、島しょ部を除いて公道での実施が中止されます。

初日の9日は午前中、スタート地点だった世田谷区の会場で、東京に到着した聖火のお披露目式が行われたほか、午後は町田市で、ランナーが聖火をともしてつなぐ「トーチキス」が行われました。

世田谷区、狛江市、稲城市、それに町田市の4つの区と市を走る予定だったランナーが集まり「トーチキス」を行ったあと、思い思いのポーズで記念撮影に臨んでいました。

ランナーのうち、ロンドンオリンピックのバドミントン女子ダブルスで銀メダルを獲得した藤井瑞希さんは「日本や世界がコロナの影響で大変な中、迷いがゼロな選手はいないと思いますが、開催が決まったからには、選手は競技に全力で打ち込み、これまでやってきたことを信じて頑張ってほしいです」と話していました。

セレモニーは10日は八王子市で行われます。