自殺が12か月連続で増加 女性が大幅増 コロナ影響か分析進める

先月、自殺した人は全国で1745人で、去年の同じ時期に比べて173人増え、12か月連続で増加しました。特に女性が大幅に増加し、深刻な状況が続いています。

警察庁によりますと、先月、自殺した人は速報値で全国で1745人で、去年の同じ時期に比べて173人、率にして11%増えました。自殺者が前の年を上回るのは去年7月以降12か月連続です。

男女別では男性が1140人と7.4%の増加、女性が605人と18.4%の増加となっていて、特に、女性が大幅に増えています。

また、都道府県別では東京が213人と最も多く、次いで大阪が103人、愛知が101人、埼玉と神奈川が87人などとなっています。

国は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などについて引き続き分析を進め、民間の機関と連携して自殺を防ぐための対策を強化しています。

厚労省 悩み抱え込まず ためらわずに相談を

厚生労働省は「新型コロナウイルスの影響が長期化して、特に女性は、仕事や家庭、子育てなどさまざまな場面で悩みを抱え、追い詰められている可能性がある。1人で悩みを抱え込まず、『相談していいのか』と迷うようなことでも、ためらわずに支援機関や自治体などに相談してほしい」と呼びかけています。

厚生労働省は、電話やメール、SNSなどで相談できる窓口をインターネットで紹介しています。

URLは「http://shienjoho.go.jp/」で、「厚生労働省 支援情報」でも検索できます。

一部の窓口では、相談員がすぐに対応できないケースも出ています。

厚生労働省は、「なかなか相談員に連絡がつかなくてもどうかあきらめず、ほかの相談窓口も探して悩みや気持ちを伝えてほしい」としています。

自殺防止の対策に取り組んでいる東京都のNPO法人「ライフリンク」も相談窓口を設けています。

電話番号は「0120(061)338」で当面は、休日も含め、正午から午後10時まで相談を受け付けています。