東京五輪 陸上男子 400メートルリレーのメンバー 合宿練習

東京オリンピックに向けた陸上男子短距離の合宿が本格的に始まり、金メダルを目指す男子400メートルリレーのメンバーなどが練習を行いました。

山梨県富士吉田市で行われている合宿には、海外で調整を行っているサニブラウン アブデル・ハキーム選手を除く、東京オリンピックの男子短距離種目の代表選手が参加しています。

選手たちは9日から本格的な練習をはじめ、金メダルを目指す男子400メートルリレーのメンバーの多田修平選手、山縣亮太選手、小池祐貴選手、桐生祥秀選手、デーデー ブルーノ選手などが、それぞれのコンディションを確認しながら調整を行いました。

スタートが持ち味で1走の候補の多田選手と、9秒95の日本記録を持ちエースとして期待される山縣選手は、ともにスタートダッシュの練習を繰り返し軽快な動きを見せていました。

また、アキレス腱の痛みの影響もあって日本選手権で5位に終わった桐生選手は、リレーメンバーとしての活躍を誓っていて、9日は芝生の上を30メートルほど走って足の状態を確かめていました。

9日は日本のメダルのカギと言われるバトンパスの練習は行われませんでしたが、新しいメンバーも加わった今回の合宿は、バトンパスの習得が大きな目的で、開幕まで2週間となった大会に向け、どこまでバトンパスの精度を上げられるか注目されます。

山縣「後悔ないようベスト尽くしたい」

山縣亮太選手は「久しぶりの代表合宿で日本代表に帰ってこられて、うれしい。代表経験のない若いメンバーもいるので、経験者としてみんなが走りやすい雰囲気を作っていけたらと思っている」と話しました。

男子400メートルリレーの注目の走順については「予想では、自分は2走なのでイメージしながらワクワクしている。個々のタイムが速くなってきているというプラスの変化があるので、バトンパスの微調整が必要になると思う。そこを今回の合宿でしっかりつめていきたい」と話しました。

山縣選手は日本選手団の主将を務めますが、開会式や陸上が行われる国立競技場が無観客となったことについては「期待されていた本来の形とは違うと思うが、こういう状況にありながらオリンピックを開催してもらえることが、まず、ありがたい。与えられた舞台でそういった思いを持ってしっかり走りたい」と話していました。

そのうえで「いろいろな意味で、今回のオリンピックは特別な大会になると感じている。選手として後悔のないようにベストを尽くしていきたい」と意気込んでいました。

桐生「代表に選んでもらったので経験生かしたい」

桐生祥秀選手は「代表に選んでもらったので、これまでの経験を生かしながらアピールしていきたい。前回のオリンピックでは100メートルもあったが、今回はリレーの代表なので、リレーに必要な練習を重点的にやっていきたい」と話していました。

一方、痛めていた右のアキレスけんの状況については「きょうは痛みがほぼゼロに近い状態で練習ができたので進歩している。ここから練習ができれば本番でベストパフォーマンスができる」と自信をのぞかせていました。

注目の走順については「3走かアンカーだと自分の中では思っている。そのどちらでも自分の走りができる」と話し「まずは自分の体や走りに集中していきたい」と意気込んでいました。

多田「経験生かし100mもリレーも結果残したい」

多田修平選手は「オリンピックが始まるということで気が引き締まる。レベルの高い合宿で、ほかの選手が練習しているところを見ると刺激をもらえる」と、本格的に合宿が始まった現在の心境を語りました。

多田選手は、男子400メートルリレーの走順について「自分が走るとしたら、たぶん1走だと思う。今回の合宿ではバトンパスの練習もそうだが、コーナーを走る練習を最近していないので、そこをうまく走れるようにしていきたい」と話していました。

また、男子100メートルの代表としては、日本選手として89年ぶりの決勝進出を目指しています。

オリンピックに向けて「今までの経験を生かして100メートルでもリレーでも結果を残したい」と意気込んでいました。