首相 東京五輪 水際対策徹底 安全安心な大会へ全力で取り組む

首都圏の1都3県では観客を入れずに開催することが決まった東京オリンピックについて、菅総理大臣は、海外からの選手や関係者の水際対策を徹底し、安全安心な大会の実現に向けて全力で取り組む考えを強調しました。

政府が東京都に4回目となる緊急事態宣言を出すと決定し、東京オリンピックは、開催期間すべてが宣言の時期に含まれることになり、首都圏の1都3県の会場では観客を入れずに開催することが決まりました。

これについて菅総理大臣は9日午前、総理大臣官邸で記者団に対し「私自身は、かねてより安全安心な大会を実現するのは政府の責務だと申し上げ、緊急事態宣言を発した場合は無観客も辞さないとも発言してきた。宣言が発せられるので、主催者である組織委員会や東京都などの5者会談の中で方向性が決められたと理解している」と述べました。

そのうえで「政府としては、水際対策をはじめ安全安心のために全力で取り組んでいきたい」と述べました。