株価 600円以上値下がり 国内景気回復遅れの懸念強まる

9日の東京株式市場は、日経平均株価が600円以上、値下がりしています。新型コロナの変異ウイルスの世界的な感染拡大に加え、東京都に4回目の緊急事態宣言が出されることになり、景気回復が遅れることへの懸念から売り注文が膨らんでいます。

9日の東京株式市場は、取り引き開始直後から大きく値下がりしました。

新型コロナの変異ウイルス、デルタ株の感染拡大で世界経済が減速することへの懸念から8日の欧米の市場が大きく値下がりした流れを受けました。

また、東京都に4回目の緊急事態宣言が出されることになり、景気の回復が遅れることへの懸念も重なりほぼ全面安となりました。

▽日経平均株価、午前の終値は、8日の終値より644円82銭安い、2万7473円21銭。

▽東証株価指数=トピックスは、37.47下がって、1882.85。

▽午前の出来高は6億3709万株でした。

市場関係者は「投資家の間ではリスクを避けようという動きが広がっている。また、東京オリンピックが1都3県で観客を入れずに開催されることも懸念材料になっている」と話しています。