☆【ここに注目】7人制ラグビー

前回、リオデジャネイロ大会から採用された7人制ラグビー。日本は男子が4位でメダルを逃し、女子は10位でした。ともに東京大会では初めてのメダルをめざします。

7人制ラグビーとは

7人制ラグビーは、1チーム7人ずつで戦い、試合は前後半7分間ずつの合わせて14分間で行われる競技で「セブンズ」とも呼ばれています。
15人制と同じ大きさのグラウンドで行われ、広いスペースを少ない人数でカバーするため、ボールや選手が大きく動き、スピード感のある展開が見どころです。ラグビーの見せ場の1つであるスクラムは各チーム3人ずつの選手で行われます。
今大会では、男女それぞれ12チームが3つのグループに分かれて予選リーグに臨み、各グループの2位以内のチームと各グループの3位のうち、上位2チームの合わせて8チームが決勝トーナメントに進みます。

日本代表の顔ぶれ

【男子】
石田吉平(初出場)/加納遼大(初出場)/セル ジョセ(初出場)/副島 亀里ララボウラティアナラ/トゥキリ ロテ/羽野一志/彦坂匡克/藤田慶和(初出場)/ヘンリー ブラッキン(初出場)/ボーク コリン雷神(初出場)/松井千士(初出場)/本村直樹(初出場)

キャプテンは、松井選手が務めます。前回大会のメンバーから選ばれたのは4人。大会の延期によって新たな選手が台頭したこともあり、多くの新戦力が入りました。

【女子】
大谷芽生/梶木真凛/小出深冬/清水麻有/白子未祐/堤ほの花/永田花菜/バティ ヴァカロロライチェル海遙/原わか花/平野優芽/弘津悠/松田凛日

キャプテンは、清水選手とバティバカロロ選手が共同で務めます。前回大会で10位だった女子は、メンバーを一新し、6人の現役大学生が入るなど、初選出の選手だけでオリンピックに臨みます。

男子 海外選手にスピードで挑む

男子のチームのスローガンは「BEE RUGBY」。BEEは英語で「蜂」を意味します。屈強な体格の選手がそろう海外のチームにスピードで対抗し一瞬の隙をついてトライを奪う攻撃が身上で俊足を持ち味とする選手を多くそろえました。
特にキャプテンを務める松井選手のスピードは高く評価されています。
おととしの15人制のワールドカップで俊足ウイングとして活躍してことし現役を引退した福岡堅樹さんも「トップスピードは自分より上」と認めるほどです。
またチームでは、東京オリンピックの延期に伴って生まれた時間をいかし、1人の選手が最低でも2つのポジションを完璧にこなすという目標を立て、この1年間強化に取り組んで来ました。
岩渕健輔ヘッドコーチは「これまでは選手のポジションが1つに固定されていたため1人の選手がうまくいかずにすべてが崩れることがあった。マルチポジションをこなせるのは今回の選考でも重視した。本番も試合ごとにメンバー構成を変えることも視野に準備を進める」と話しています。

女子 スピードと豊富な運動量

女子のメンバーの平均年齢は、前回のおよそ25歳から22歳へと若返りました。新型コロナウイルスの影響でこの1年間は、国際大会への参加はほとんどありませんでしたが、フレッシュなメンバーで持ち味であるスピードと豊富な運動量を生かした戦術に磨きをかけています。

男女ともに組み合わせは過酷なグループに

男女ともに第一の目標は予選リーグ突破。
男子は前回、金メダルを獲得したフィジー、銀メダルだったイギリス、それに初出場ながら、近年国際大会で好成績を残しているカナダと同じグループに入りました。
一方の女子は、前回金メダルのオーストラリア、5位のアメリカ、初出場の中国と同じ組に入り、初めての決勝トーナメント進出を目指すことになります。
男女ともに優勝候補と争う厳しい予選リーグを勝ち抜いて悲願のメダルをつかめるのか注目です。