神奈川県 「まん延防止」延長 対象4市での酒類提供は認証店で

神奈川県へのまん延防止等重点措置の延長を受けて、県は今月12日以降、対象の地域を6つの市から横浜市など4つの市に減らしたうえで、対象地域では県の認証を受けた店以外で酒類の提供停止を要請することを決めました。

今月11日が期限となっていたまん延防止等重点措置の延長が決まり、神奈川県は8日夜、対策本部会議を開いて対応を決めました。

その結果、県は12日以降、現在の対象地域から小田原市と座間市を外し、横浜市と川崎市、それに相模原市と厚木市の4つの市を引き続き対象とすることを決めました。

そのうえで、対象地域の飲食店などには午後8時までの営業時間の短縮に加えて、原則として酒類の提供停止を要請します。

一方、県が「マスク飲食実施店」として認証した店については、酒類の提供を夜7時まで、4人以下で90分以内の条件付きで認めます。

認証には時間がかかるため、今月いっぱいは、申請を出せば翌日から対象に含めるということです。

黒岩知事は、「今回の延長は夏休みやオリンピックの期間と重なるのでこれまで以上に警戒を強める必要がある。感染状況が改善すれば前倒しで解除もあり得るので、心を一つにして対策を徹底してほしい」と話していました。