愛知県 まん延防止解除後1か月は「厳重警戒措置」

7月11日の期限をもってまん延防止等重点措置が解除されることが決まった愛知県は、解除されたあと8月11日までの1か月を期間とした「厳重警戒措置」を発表しました。
この中では、県内全域の飲食店を対象に午後9時までの営業時間の短縮を要請するほか、東京オリンピックの開催中は東京など競技の開催地への移動を控えることなどを求めることにしています。

愛知県の大村知事は8日午後会見を開き、7月11日でまん延防止等重点措置が解除されることを受けて、7月12日から8月11日までの1か月間の「厳重警戒措置」を発表しました。

それによりますと、県内全域の飲食店を対象に、午後9時までの営業時間の短縮と酒の提供も営業終了までの時間に余裕を持って終えるよう要請します。

また、百貨店やショッピングセンター、それにパチンコ店などの大規模な集客施設についても営業時間を午後9時までに短縮するよう働きかけます。

そして、東京オリンピックの期間中は東京などの競技開催地への移動を自粛するほか、パブリック・ビューイングなどの観戦イベントの開催を控えるよう求めることにしています。

このほか、県民に対しても日中も含め、特に午後9時以降の不要不急の外出の自粛を求めています。

さらに県をまたぐ移動の自粛も求めていて、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出されている地域への移動は特に控えるよう求めています。

大村知事は「夏休みやオリンピックの開催で多くの人が移動することも踏まえて、これらの感染防止対策をお願いしたい。ただ、今後愛知県も感染者が増えてくることは覚悟していて、オリンピック開催の直前には規制の強化をお願いせざるをえないと考えている」と述べました。