千葉市 ワクチン接種 26日に予約受け付け再開

新型コロナウイルスのワクチン接種について、千葉市は国からの供給計画が不透明だとして新規の予約の受け付けを停止していましたが、一定程度、供給の見通しがたったとして、今月26日から再開することを決めました。

千葉市では、現在およそ350か所の医療機関で個別での接種をしているほか、3か所で集団接種を実施していて、いずれもファイザーのワクチンを使用しています。

千葉市は、ワクチンの供給計画が国から示されていないとして、今月2日から予約の受け付けを停止していましたが、今月19日以降、市が要望している量の6割程度のワクチンが供給可能になったと、県を通じて国から連絡があったことから、接種の予約受け付けを再開することを決めました。

受け付けは今月26日から再開し、最初の1週間は60歳以上か基礎疾患がある人などを優先的に受け付けます。

また、集団接種会場では12歳から59歳の人についても、8月2日から受け付けを始めます。

千葉市では現時点で、1週間当たりおよそ7万回の接種が行える態勢が整っているということですが、供給量に応じて半数以下のおよそ3万3000回に抑えて接種を進める方針です。

千葉市の神谷俊一市長は「接種できる回数が増えてきていた中で、もどかしさはある。国には、今後も供給計画について、できるだけ早く明らかにしてほしい」と話していました。

一方、千葉県市川市は、当初、8月2日に16歳から59歳までの予約の受け付けを開始することにしていましたが、国からの供給量が、市が要望している量の2割以下にとどまるという見通しが示されたことから、予約開始を延期することを決めました。