熱海 土石流 盛り土を造成の業者 市に提出の計画 上回る盛り土

静岡県熱海市で発生した土石流で崩れた盛り土について、造成した業者が熱海市に提出した計画書では、盛り土の高さは15メートルとされていたことが分かりました。実際には、盛り土は最大で50メートルの高さに達していたと推定されていて、静岡県は、計画を上回る盛り土となった経緯について調査を進めています。

今月3日に熱海市伊豆山で起きた土石流で、静岡県は起点にあった盛り土が崩れて被害を拡大させたとみて調査を進めています。

盛り土を造成した神奈川県小田原市の不動産業者は、静岡県の条例に基づいて、平成21年に熱海市に対し盛り土を造成する計画書を届け出ていたことが分かっています。

今回、NHKが入手した計画書によりますと、盛り土は、
▽高さが15メートル
▽土砂の量が3万6000立方メートル余りとされていました。

一方、県によりますと、今回崩れた盛り土は、
▽高さが50メートル
▽量は周りの土砂を一部含む、およそ5万5500立方メートルと推定されているということです。

また、静岡県の条例では、必要な場合に土砂災害への対策を講じるよう示されていて、計画書では、
▽崩れた土砂をせき止めるための、えん堤や、
▽雨などを排水する通水路を地中に設置するとしていたということです。

静岡県は計画を上回る盛り土となった経緯に加え、適切な対策が取られていたかどうかについて調査を進めています。