埼玉県 五輪都市ボランティアへのワクチン接種開始

東京オリンピックの開幕まで2週間となる中、埼玉県内の都市ボランティアへの新型コロナウイルスのワクチン接種が、8日から始まりました。

東京オリンピックでは埼玉県内でバスケットボールやサッカーなど4つの競技が行われ、およそ4500人の都市ボランティアが駅から会場までの案内などを行う予定です。

埼玉県はボランティアに安心して活動してもらおうと、8日からワクチン接種を始め、さいたま市の会場では事前に希望したボランティアたちが接種を受けていました。

接種は8日から4日間で1回目を行い、およそ1000人が受ける予定です。

8日夜、大会の組織委員会や政府、東京都など5者による会談で会場を無観客とする案も検討される見通しの中、県は無観客となった場合、ボランティアをどう活用するか検討しているということです。

接種を受けたさいたま市の英語講師の40代の女性は「ワクチンを打てたことは安心で、ありがたいです。感染者が増えていて心配ですが、たとえ無観客でもできる形でサポートしていきたい」と話していました。

県オリンピック・パラリンピック課の関口剛啓主幹は「ワクチンを1人でも多くの人に一日でも早く打つことが大会の成功につながると考えて進めている。たとえ無観客になっても、ボランティアが活躍できる機会を作って、大会の盛り上がりに貢献していただきたい」と話していました。