都医師会長 無観客にすべきという考え改めて示す 東京五輪

東京都医師会の尾崎治夫 会長は、オリンピック・パラリンピックの観客の扱いについて「無観客になれば、観客を入れた場合に対策を行うために必要な人を水際や選手関係など緩みがある部分に傾けることができる」と述べ、無観客にするべきだという考えを改めて示しました。

東京都医師会の尾崎会長は、8日午後、東京オリンピック・パラリンピックの観客の扱いについて話し合う都議会の会派の会合に出席しました。

この中で尾崎会長は「デルタ株が世界中にまん延し、ワクチンを打ってない人を中心に先進国でも感染が広がっている。アフリカや東南アジア、南米ではまだまだ感染が収まっておらずワクチン接種も進んでいない」と指摘しました。

そのうえで「無観客になれば、観客を入れた場合に対策を行うために必要な人を水際や選手関係など緩みがある部分に傾けることができる。なるべくそぎ落としてシンプルに開催されるのが望ましい」と述べ、無観客にするべきだという考えを改めて示しました。