ワタミ渡邉会長“酒類提供停止要請はすべての飲食店で徹底を”

飲食チェーン大手「ワタミ」の渡邉美樹会長は、会社の戦略に関する会見の中で、東京都を対象に4回目の緊急事態宣言が出されることについて、政府が酒類の提供停止を要請する場合は、すべての飲食店で徹底されるよう取り組みの強化を求めました。

この中で渡邉会長は「この感染状況の中では緊急事態宣言を出すべきで、政府が酒類の提供停止や営業時間の短縮を要請するならば、受けるべきだとも考えている」と述べました。

一方、渡邉会長は「飲食業だけがずっと犠牲になって、いつまでたっても終わらない状態が続いている。街の中には3人以上にお酒を出して密状態となっている店もたくさんあり、緊急事態が緊急事態でなくなっている」と指摘したうえで、政府が酒類の提供停止を要請する場合はすべての飲食店で徹底されるよう、取り組みの強化を求めました。

また、「急に宣言を出すと言われても対応できない。せめて1週間前にしてほしい」と述べました。