ハイチ 大統領暗殺される 自宅に何者かが押し入り銃で撃たれる

カリブ海の島国ハイチで、モイーズ大統領が自宅で何者かに銃で撃たれ、死亡しました。ハイチの暫定首相は声明で犯行を非難するとともに、軍や警察を配備して厳戒態勢を敷いています。

ハイチの暫定首相は声明を発表し、現地時間の7日未明、首都ポルトープランスにあるモイーズ大統領の自宅に何者かが押し入り、大統領が銃で撃たれ暗殺されたと明らかにしました。
大統領夫人も銃撃され、病院で手当てを受けているということです。

犯行グループについて詳しいことは分かっていませんが、暫定首相は声明で、犯行グループのうち数人は現地の公用語ではない英語やスペイン語を話していたと明らかにしました。

暫定首相は、「非人道的で野蛮な行動だ」として犯行を非難するとともに、軍や警察を配備して厳戒態勢を敷いています。

ハイチでは、2010年に起きた大地震で30万人以上が犠牲となり、その後もハリケーンの被害などで復興が進まず、国民の貧困や治安の悪化が大きな問題となっていました。

政情不安も続き、最近ではモイーズ大統領と野党が対立し、各地で大統領の退陣を求める激しいデモが行われるなど社会の混乱が深まっていました。

米バイデン大統領「支援する準備ができている」

ハイチでモイーズ大統領が暗殺されたことを受けてアメリカのバイデン大統領は「大変、驚き、悲しんでいる。このような凶悪な犯行を非難するとともに大統領夫人の回復を祈っている。ハイチ国内の情勢安定に向けてアメリカは支援する準備ができている」とする声明を発表しました。

国連事務総長 犯行を強く非難

ハイチでモイーズ大統領が暗殺されたことについて、国連のグテーレス事務総長は7日、声明を発表し、犯行を強く非難しました。

そのうえでグテーレス事務総長は、すべてのハイチの人々に対して、団結し、あらゆる暴力を拒否するよう呼びかけました。