平安時代から続くとされる伝統行事「蛙飛び」 奈良 金峯山寺

奈良県吉野町にある世界遺産の金峯山寺で、僧侶によってカエルの姿に変えられた男が修行を積んで人間に戻してもらったという言い伝えを再現した伝統行事「蛙(かえる)飛び」が行われました。

「蛙飛び」は平安時代から続くとされる伝統行事で、山伏を侮辱したことで、僧侶によってカエルの姿に変えられた男が、その後、修行を積んで人間に戻してもらったという言い伝えを再現しています。

7日は寺の本堂、蔵王堂にかぶり物などでカエルにふんした男性が現れ、舞台の上で跳びはねたあと、僧侶の前でひざまずきながらざんげしていました。

僧侶がお経などを唱えたあと、カエルが人間に戻ると見守っていた参拝者からは拍手が上がりました。

例年は、カエルにふんした男性が蔵王堂に現れる前に吉野山一帯を練り歩きますが、ことしは新型コロナの感染拡大を防ぐため中止されました。

三重県から訪れた40代の男性は「初めて見ましたが、カエルの動きがかわいくておもしろかったです」と話していました。